2014/06/04 - 電子書籍サービスと電子書籍リーダーは分離すべき

追加機能とバグフィックスが一段落したので,ePub対応の開発を再開。とはいえ,ePub対応するとどのくらいの電子書籍をカバーできるんだろう。Kindleとか有償サービスのクライアントを作れればいいんだけどそれはできないわけで。

本来は,電子書籍サービスと電子書籍リーダーは分離されているべきだろう。つまり,有償の電子書籍サービスがあってそれぞれ別々に魅力的なコンテンツを売っていて,でも電子書籍リーダーはユーザが自由に選べるという世界。現状は,電子書籍サービス毎に専用のリーダーがあって,この本はこのサービスで買えるからこのリーダを使う,別の本は別のサービスでしか買えないから別のリーダーを使う,ってことになる。サービスを使う側にとっては,本ごとに使い勝手が違うんでイライラする。サービスを作る側にとっても,魅力的な本を売りたいだけなのに不慣れなアプリ開発をしなければならないのでめんどくさいはず。

著作権があるので完全に自由にはできない前提で。似たような話として,地デジの視聴ソフトは,良くも悪くもB-CASがあるので,コンテンツ(番組)とアプリ(視聴ソフト)が分かれている。なので見たい番組を気に入ったソフトで見られる。これと同じような仕組みがあればいいのか,またはもうそんなやり方は古くて,コンテンツは月額料金だけで配ってしまって,ダウンロード数に応じて著作者に還元する方式がいいのか,いずれにしても根本から変えていく必要があるだろう。

Analog Book Readerは,それをふまえて,フリーソフト作者にできることって何かないかなあ,みたいなことを考えつつ作っているわけです。

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