Weather Typingを実行できない
「オブジェクト参照がオブジェクトインスタンスに設定されていません」って何?
WindowsがWeather Typingの実行をブロックしています。以下の手順で、zipファイルのブロックの解除をしてからzipを展開してください。
- zipファイルを右クリックして、プロパティを表示します。
- 「ブロックの解除」をチェックして、「OK」をクリックします。
- zipファイルを右クリックして、「すべて展開」で任意の場所に展開します。
インストールしたらどうするの?(Windowsデスクトップ、インストーラ版)
Windowsの左下にあるWindowsボタンをクリックして、「Denasu System – Weather Typing」を起動して下さい。
インストールしたらどうするの?(Windowsデスクトップ、Zip版)
Zip内の「WeatherTyping.exe」を実行して下さい。
ウイルス対策ソフトが怪しいソフトだっていうんだけど
ダウンロード数が少ない間、Nortonなどのウイルス対策ソフトが警告を出す場合があります。作者の環境ではウイルスチェックをしていますので、自己責任で実行して下さい。
Windows XPで実行できないの?
最新のWeather TypingはWindows XPをサポートしていません。Weather Typing 2.2.3を使って下さい。
「外部コンポーネントが例外をスローしました。」って何?
サウンドを再生できるデバイスがない場合にこのエラーが発生します。スピーカー等を接続してから起動してください。
対戦できない
Ver 3.3以前では、インターネット対戦またはロビー対戦の場合、対戦したい人のうち、誰かがホストを作成し、それ以外の全員がゲストとして接続する必要があります。ただし、ホストを作成するには条件があります。
- ファイアーウォールがある場合、ポート56730と56731をオープンしてください。なお、Windowsデスクトップ版のインストーラでインストールした場合、またはWindowsストア版では、自動的にオープンされます。
- ルータの静的NAT機能などで、ポート56730と56731をホストPCに割り当てて下さい。通常、ルータの管理ページにアクセスして設定します。携帯のキャリア回線などでは通常割り当てられないのでホストになることはできません。なお、Windows版の場合、ルータがUPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)に対応していれば自動的に設定されます。
配布されているワードを使いたい
Webサイト等でWeather Typingのワード(xml、txt ファイル)が配布されている場合、以下の手順で使うことができます。
Ver 4.0以上(Windows)の場合、ルール画面のワード選択で、「+」ボタンを押しファイルを選択してください。ワード一覧に追加されます。
Ver 4.0未満(Windows以外)の場合、以下のディレクトリにワードをコピーしてWeather Typingを起動して下さい。次回バージョンアップにて簡単に追加できるようにする予定です。
- MacOSの場合、Finderで「/ユーザ/xxx/ライブラリ/」を直接開き、「/ユーザ/<ユーザ名>/ライブラリ/Containers/com.denasu.Weather-Typing-Mac/Data/WeatherTyping/Word」へコピーして下さい。
- Androidの場合、「/<外部ストレージ>/WeatherTyping/Word」へコピーして下さい。
- iOSの場合、ワードの追加には対応していません。
ワードを自作したい
ツールを使う
Windowsデスクトップ版に同梱されているWT Editorを使用してください。配布する場合、以下のディレクトリからワードを取りだして下さい。
- インストーラを使っている場合、「C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Denasu System\Weather Typing\Word」に入っています。
- Zip版の場合、WeatherTypingのディレクトリ以下の「Word」に入っています。
他のエディタを使う
テキストエディタを使ってワードを作成することができます。以下のようなテキストファイルを用意してください。
漢字1 ひらがな1 漢字2 ひらがな2 … 漢字3 ひらがな3 漢字4 ひらがな5 …
空行で区切られたパート内でワードがランダムに選択され、最終的に各パートが接続されて表示されます。(「漢字1漢字4」など)
作成したテキストファイル(*.txt)を以下に配置して下さい。
- Windowsデスクトップ版(インストーラ版)を使っている場合、「C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Denasu System\Weather Typing\Word」
- Windowsデスクトップ版(Zip版)の場合、WeatherTypingのディレクトリ以下の「Word」
- Windowsストア版を使っている場合、「C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Packages\56011DenasuSystem.WeatherTyping_8y1acy1h1m8ky\LocalState\Word」
- MacOSの場合、Finderで「/ユーザ/xxx/ライブラリ/」を直接開き、「/ユーザ/<ユーザ名>/ライブラリ/Containers/com.denasu.Weather-Typing-Mac/Data/WeatherTyping/Word」へコピーして下さい。
- Androidの場合、「/<外部ストレージ>/WeatherTyping/Word」
- iOSの場合、ワードの追加には対応していません。
ワードサーバを使う
ワードサーバにユーザを登録して、シェアすることもできます。シェアしたワードを使うには、ルール画面のワード選択で「公式ワードサーバ」を選択して下さい。
Weather Typingで○○をしたい
例えば、以下についてはDenasu Systemの許可を取る必要はありません。もちろん連絡頂ければ私も嬉しいですし、ご協力できるところは協力します。ただし、同時に数十人規模のインターネット経由のアクセスや、常時一定のアクセスをし続けるなどの場合、サーバ負荷の問題もありますのでご相談ください。
- アーカイブに変更を加えない前提でのWeather Typing本体の転載や配布
- タイピング大会への利用や配信*(ワードや背景のカスタマイズなども可)
- 実況プレイや動画の配信*(ワードや背景のカスタマイズなども可)
- ワードやリプレイの公開*
*対戦の動画を配信する場合などは、対戦相手の許可を取った上で配信するようお願いします。
なお、Denasu Systemサイトへの広告掲載系の依頼はお断りさせてもらっています。今のところ相互リンクなども行っていません。
Weather Typingの仕様の詳細が知りたい
通信について
Weather Typingでは、ローカルプレイヤーについては入力の先読みを行っています。といっても「次の文字は間違えるだろう」とかそういうことではなく、リモートプレイヤーについてはメッセージが来たときに処理し、ローカルプレイヤーについては入力があった時点で先に処理してしまう、というものです。このおかげでローカルプレイヤーについてはネットワークの遅延を気にせずに打つことができますが、リモートプレイヤーについてはメッセージが到着した時点で画面に反映されます。
ワード入力完了のタイミング等については両方のメッセージが到着した時点で処理しているので、ローカルとリモートの差はありませんが、結果的にリモート側の描画が遅れる、というような感じになります。まあ、通常は自分の入力に集中するので問題ないと思います。
複数入力方式対応について
Weather Typingでは、ローマ字入力(QWERTY・DVORAK)、かな入力(JISかな・50音・NICOLA)に対応しています。もちろん各方式間の対戦も可能で、各方式でのネットランキングへの参加も可能です。
ローマ字の入力方法については自動判別となっていて、例えば画面に「JO」と表示されていても、「ZYO」と打てばそれが認識され、次からは「ZYO」と表示されるようになっています。この他誰も使わない「JIXYO」なども含め、基本的にはMS-IMEとATOKの両方で対応している入力に対応しています。
NICOLA配列については、「左親指キー」を「無変換キー」、「右親指キー」を「変換キー」に対応させていますが、設定により変更が可能です。親指シフト専用キーボードについては、Weather Typing側で親指キーを認識できないため、対応していません。
ワード自動生成について
Weather Typingでは、「ワード自動生成システム」を導入しています。というとかっこいいですが、要するに「誰が」「何を」「どうした」を組み合わせて文章を作る、例のやつです。最初思いつきでやってみたら、予想よりも面白い文章が出てくる割合が高かったので、そのまま公開してみました。
一応この方式の利点としては、
- 作者が自分(だけ)で面白いと思ってワードを作っても、そうそう受け入れられるとは思えない。しかしコンピュータが作った文章なら結構受け入れてもらえるかも知れない。
- 少ないワードでも、組合せによって多くの文章に見せかけることができる
- 面白い文章を大量に作るのは難しいが、そこそこのフレーズをそこそこに作るのは割と楽。
というのが挙げられます。本来、ワード自動生成というからには、名詞や動詞などを日本語文法に従って(さらに言えば意味も考えて)組み合わせるべきですが、大変なのとそこまでやってもたいして面白くはならないだろう、という観点で現在のような形式にしました。
もしこのシステムが気に入らなければ、オリジナルワードの作成によって、普通の「完成した文章」を使うことも可能です。
また、ワードファイルが対戦相手ごとに異なっていても対戦可能です。この場合、最初のプレイヤーから順にワードが選ばれ、そのワードを全員が打つことになります。
評価基準について
Weather Typingでのタイピング評価の基準は、「同じ文章を入力するのにどちらのプレイヤーの方が速く入力し終わるか」です。対戦の場合、入力方式や入力のカスタマイズ(ti、chiなど)によらず、早く入力し終わった方が得点を得られます。対戦以外の場合でも、入力方式を加味した得点(トータルポイントと呼んでいます)を用いることによって、この基準に従った評価を行っています。
同じ入力方式の場合、単純に入力速度が速い方がトータルポイントが大きくなります。入力方式が異なる場合は少し分かりづらいので補足説明します。入力方式が異なる場合は以下のような考え方で評価を行っています。
ローマ字入力はかな入力より打鍵数が1.5倍程度多くなる
↓
同じ入力速度でもかな入力の方が速く打ち終わる
↓
同じ入力速度でもかな入力の方が1.5倍速いとみなす(かな入力のトータルポイントを1.5倍に補正する)
トータルポイントについて
トータルポイントというのは総合的な点数で、以下の式で計算しています。
<トータルポイント>= <タイプ速度 (kpm)>×<正確性 (%)>×<入力完了ワード数補正>×<入力方法補正>
「入力完了ワード数補正」とは、ワード数が少ないと正確な総合点が出せない、ということで、問題数が30ワード未満の場合は得点が少なくなるようになっています。30ワード未満の場合は (問題数 / 30)倍、30ワード以上の場合は1倍となります。そのため、基本的には30ワードで練習してもらえると、効率がよいかと思います。デフォルトの設定では30ワード(ミスなしの場合)になっています。
「入力方法補正」とは、ローマ字・かな等の打鍵数の違いを考慮した補正で、
- Weather Typingのそれぞれのワードについて、10万パターンの問題を出題する
- それぞれの問題について、各入力方法での打鍵数を数える
- それぞれの入力方法が、QWERTY配列に比べ、何分の1の打鍵数であるかを計算する
- ローマ字のカスタマイズについては、Weather Typingデフォルト時のカスタマイズとする
- SHIFTの扱いについては、1打鍵扱いとするが、親指シフトの右・左親指キーについては1打鍵扱いとはしない
というシミュレーションによって出した各入力方法の打鍵数の比から算出してあります。具体的には、
- ローマ字は1
- JISかな・50音かなは1.5
- NICOLAは1.7
となっています。これによって、各入力形式で同じ文章を打った場合のローマ字換算した打鍵数で比較することになります。
タイプ速度
プレイヤーがどのくらいの早さでワードを打鍵したかを示す数値。単位や計算方法はソフトによって違いがありますが、Weather Typingでは以下の値をワード毎に計測し「kpm (Keystrokes per minute)」と呼んでいます。複数ワードの場合は入力数と入力時間の総和を取り、同じ計算式で計算します。最終的に表示される値は小数点以下切り捨てになります。
タイプ速度 (kpm) =1ワードの入力数(打鍵) / 1ワードの入力時間(分)
1ワードの入力数:正しい打鍵をした数。シフト、親指シフト自体の入力は含まない。かな入力の濁点半濁点は含む。
1ワード入力時間:ワードが表示されてから何かしらの入力があったタイミングから、入力を完了または中断したタイミングまでの時間。つまり初速は加味せず、最初のミス入力は加味されます。また、他の人が打ちきって中断された場合も計算されます。内部的にはミリ秒で計測し、表示時は60*1000倍しています。
プレイヤーレベル
プレイヤーのタイピングの実力が、Weather Typingの評価でどのくらいなのかを示す数値。
(プレイヤーレベル)=(現在の入力方式での最高トータルポイント)÷10000
となっています。
ワードサーバについて
ワードサーバはWeather Typing用のワードを皆で作って皆で打とうという企画です。Weather Typingの場合、ワードが多ければ多いほど面白さが増大するのでどんどん追加していってもらえたらありがたいなあ、と。もちろん作者側も随時追加していくつもりです。今後は公式ワードの追加よりワードサーバへの追加が中心になっていくと思います。
ワードサーバを作った動機として、いろんなタイピングソフトがそれぞれワードを用意するのは大変なので、タイピングを行うソフトとワードを出題するソフトを分けて自由に組み合わせればいいのではないかというのがあります。これによって、タイピングソフト作者はワードを作る手間が省けるし、プレイする側は好きなワードをいろんなタイピングソフトで試せるし、ワードを作る人もいろんなタイピングソフトで使ってもらえるのでみんな嬉しいのではないかと。
ということでワードサーバ機能は汎用的になるように作ってあります。プロトコルは以下の通り。
クライアント側 HTTPでワードサーバのURLをGET サーバ側 漢字 ひらがな 漢字 ひらがな ・・・
以上です。このプロトコルをサポートすればワードサーバが作れますので自分でもっといいワードサーバを作りたい方は作ってみてください。もちろんこのプロトコルをサポートしたタイピングソフトを作ればWeather Typing公式ワードサーバのワードを使うことができます。