Analog Book Reader 1.4を公開した。メールでもらった要望「縦横が逆になった本を読みたい」というのと,掲示板でもらった要望「ドラッグ時にスクロールしたい」に対応。あとはいくつかのUI改善。
縦横問題についてはいろいろ考えたが,結局右回転,左回転ボタンを付けることに。メニューではなく二本指で自由に回転させるというのも考えられるが,どうしても拡大縮小と競合してしまうためやめた。利用シーンは縦横逆の本を読みたいというものなので,1つの本で1回やれば済む話。拡大縮小に比べて使用頻度は低いため,メニューの方がよいという判断。
UI改善の中では,操作に合わせた方向補正を実装した。例えば,日本語の本を開いたらデフォルトで左開きになってしまったとき,つい左ボタンを押してしまうが,その場合勝手に右開きに変えて2ページ目に進む,というもの。Analog Book Readerは,ユーザが仕様に合わせるのではなくて,ユーザ操作の裏を推測してソフトが合わせるという考え方で作っているがその一つ。
まあ,本当なら,日本語を自動判定して右開きにしたり,縦横逆だったら自動判定して回転させたりしたいのだが,そこまでの技術はまだないわけで。