普段、考えるときとか疲れたときとかに散歩に行くのだが、適当な場所に行って2時間歩くとかやっているので、今まででどれだけ歩いたかを可視化したい。まあ開発復帰のリハビリってことで。
AndroidにFitというアプリがあって、数年前から歩いたデータが蓄積されている。これを全部重ねてみたら面白いんじゃないか、てことで、よく散歩に行く横浜周辺を可視化してみた。ちょこちょこ海の中を歩いていることになっているけど、割と良い感じ。個人情報だけど何の役にも立たないからいいか。
オートマッピングっぽく歩いたところだけ地図が表示されるとか、縮小すると歩いたことがある市とか県だけ見えるとか、そういうのを作ったら散歩好きの人は喜びそう。上のやつは練習のために.NET MAUIで作っているので、WindowsでもAndroidでも動いている。
なんだけど、Googleの地図を取ってくるのとFitの情報をアプリで取ってくるのに課題があって、単純にアプリ化は難しい。
まずGoogleの地図はMaps Static APIを使えば取ってこられるんだけど、API呼び出しにお金がかかる。無償枠があったり一度取得した地図はキャッシュしたりしているんだけど、それでもアプリを無償で公開するのは難しい。一応、APIキーをユーザが自分で取得して、それをアプリに設定させるという方法もなくはないとは思うけど、ちょっとハードルが高い。
次にFitの情報だけど、これもGoogle Fit APIというのがある。ただ、Googleへの申込みがかなり大変という噂なのと、25/6で廃止されることになっている。後継はヘルスコネクトなんだけど、今のところ上のアプリのような経路情報が取れない。
ヘルスコネクトはヘルスケアのアプリなどから情報を吸い上げて、他のアプリへ情報を中継するハブみたいなアプリ。ただ、Google Fitは歩数や速度くらいしかヘルスコネクトに送信していないっぽい。なのでヘルスコネクトAPIを使っても、経路情報が出てこない。そのうちGoogle Fitが経路情報を送ってくれるようになるのかなあ。
てことで、上のアプリはGoogle Fitのバックアップをダウンロードして、そのファイルをアプリに読ませている。ユーザが自分でバックアップをダウンロードするようにすれば使えるけど、これもハードルが高い。
GitHubでソースコードを公開して後は勝手に使ってね、みたいにするかなあ。ウェザタイのOSS化のための練習にもなるし。