Weather TypingのUWP化でネックになるネイティブC++の部分。C#に移植するのはそんなに大変ではないのだが、ネイティブ部分を使えるといろいろ便利なので調査。
まず普通にネイティブDLLを作ってUWPからP/Invokeしてみるが、あっさり成功。Windows IoTでもそのまま動いた。禁止されているAPIを使っていなければそのまま動くらしい。
てことで試しにWindowsストア用にビルドして、Windows App Certification Kit(WACK)にかけてみるが、「vccorlib140.dll is not supported for this application type」でWindows Security Features Testに失敗する。問題なさそうなmemsetとかmemcpyとかが引っかかっているので、どうもデスクトップ用のライブラリを見ているためっぽい。
ネイティブDLLのプロジェクトプロパティに「Consume Windows Runtime Extension」というのがあり、Using C++/CX in Desktop appsを参考に有効にしてみるが変わらず。
最終的にHow to: Use Existing C++ Code in a Universal Windows Platform Appというそのままのヘルプが見つかったのでそれに従って、上のC++/CXに加えてプロジェクトファイルを直接書き換えたりプリコンパイルヘッダの名前を変えたりしてWACKに通るようになった。
できあがったDLLをDependancy Walkerで見てみると、元々リンクしていた「VCRUNTIME140.DLL」とか「MSVCP140.DLL」が「VCRUNTIME140_APP.DLL」「MSVCP140_APP.DLL」になっていて、これがUWP用ってことか。