開発してなくて今月も書くことがないので最近感じたことを。
自分はニコニコ動画派なのでYoutubeはプレミアム契約していないのだが、Youtubeを見ていると広告がうっとおしく感じる。一方、最近TVerで昔のドラマをやっているので見ているが、その中で入る広告はあまり気にならない。この違いがなんなのか気になっていた。
TV向けに作られた番組は、CMのところで内容をいったん区切って、CM空けは別のシーンで始まったり、直前のシーンをもう一度流したりしている。これにより、CM中は何も考えなくて良くなるのでCMに集中できる。対してYoutubeは適当なところで無理矢理広告が流れるので、直前のシーンを覚えておかなければならない。これが地味にストレスになる。
また、TVもTVerもCMがあと何本あってあと何秒あるのかはデフォルトでは表示されない。対してYoutubeは、広告があと何本あってあと何秒あるかが見えて、さらに自分でスキップできるようになっている。一見Youtubeの方がストレスが減りそうに見えるが、残りが表示されると時間経過が長く感じられるし、わざわざスキップを押さないといけないし、すぐにスキップしないと損した気分になり、逆にストレスになる。
結局これはKPIの違いによるものだと思うのだが、TV向けに作られた番組はCMを通してスポンサーが満足することを目指しているので、いろいろな工夫がある。Youtubeは事業構造は分からないけど、プレミアム契約が重要と思われるので、プレミアム契約をさせるためにはできるだけ広告が邪魔になる方がよい。そのため、なかなかここを改善するモチベーションはなさそうな気がする。今のところスポンサーになるならYoutubeは選びたくないよなあ、とは思うけど、邪魔に思われても視聴数が多い方が広告効果はあるのか、どうなんだろう。
ということで、Youtubeの広告を考えることで、TVがいかに広告を見せるための工夫をしているかが分かって参考になった、という話。