Twitterで書いたとおり、WT4.0はテスト完了。あとはクローズドで試してもらったりWebサイト更新したりで来週中にリリース予定。
で、いい機会なのでウェザタイの指標を測ってみた。この辺の値を記録しておくと次のバージョンで便利なので。
全体規模
結局分かりやすいステップ数で考えると、もろもろ含めてウェザタイのソースは約10万行。
CLOCの結果。
言語 | ステップ |
---|---|
C# | 67661 |
XAML | 8873 |
XML | 7049 |
Java | 6726 |
PHP | 2434 |
C++ | 2382 |
C/C++ Header | 1967 |
JavaScript | 325 |
HTML | 59 |
SQL | 37 |
Perl | 9 |
合計 | 97522 |
クライアントがほぼC#/Xamarin Forms、入力やI/O周りでC/C++を少し利用。XMLはresxのことなので、若干自動生成分がある。ランキングやロビーのサーバがJava。Perl/PHPはランキング、ワードサーバに使ってたけど、今はほとんどJavaになっている。
こう見ると、20年とはいえなかなか1人で作る量ではない気がする。大手で作ろうとすると軽く1億円くらいかかるのかなあ。1億円売り上げるにはタイピング界の人口が・・・とか考えていくといつかのジェイブログさんの書き込みで「タイピング企画が通らない」と言っていたのもなんとなく分かりますね。
まあ、WTの場合、商用に比べてOSSとかフレームワーク使わずに一から作ってる部分が多いので、その分多くなってるかも。結局製品寿命が長いことを考えるとそうせざるをえなくて、20年前と変わってないのは結局Raw SocketとかDirect Inputとかそのくらいしかないような気はする。Xamarin Formsもいつまでメンテされるか分からないけど。
WT4.0の開発
WT4.0の開発はRTC 2019の後に始めたから、企画、設計、実装、テストで約2ヶ月。RTC 2019版からWT4.0の改造が約1万行だったから10%直したことになる。
レグレッションテストの全件数が576件で、うち自動テストが455件(約80%)。前回作ったAppiumによる自動UIテスト、やっぱりテスト効率がいい。今回かなり本体を修正したのでテストコードも結構直したけど、これがなかったらテストにあと1ヶ月くらいかかる気がする。テストコードは直し終えたので、Android版とか作るときは(理想的には)テスト実行するだけでいいし。
で、WT4.0開発でレグレッションテストした結果は不良32件。これが多いのか少ないのかは分からないけど、次回の参考にはなる。