個別の言及についてはあまり反応しないようにしているけど興味深いテーマだったので。タイピング練習ソフトは実用には意味がないという話について、ウェザタイの見解。
ウェザタイは公開当初からタイピング練習ソフトと呼ぶかタイピングゲームと呼ぶか迷っていて、最終的には「タイピング自体を目的とした練習ソフト」と表記するようになった。というのもこういうソフトには2つの側面があって、初心者向けにはタイピング練習ソフトだし、それ以降はタイピングゲームになってくる。ウェザタイは練習もできるけどどちらかというとタイピングゲームに近い(ように設計している)。
タイピング練習としてはウェザタイでいうとLv4~5くらいあれば実用上打鍵がネックになることはなくて、それ以上は頭の中で文章を考える方が時間がかかって、実用上はあまり意味ないと思う。速記などではそれ以上が求められるけど、特殊なキーボードを使ったり、IMEの辞書学習を固定して変換時のスペースを押す回数を覚えるとかそういう話になって、それは別の練習ソフトや訓練プログラムが必要になる話。
で、それはタイピング練習ソフトとして見た場合だが、ある程度マスターすると途中からタイピングゲームに変わってくる。手段と目的が変わってくるというか、「文章入力を早くするためにタイピング練習ソフトを使う」から「タイピング練習をするためにタイピング練習ソフトを使う」に変わってくる。50mを世界トップクラスで走れても実用上は車を使った方が速い、だけど競技として見た場合は世界を魅了できる、みたいな。
なので、今のウェザタイの紹介文書では、初心者向けには練習ソフト、それ以降はスポーツとして楽しむというような記載としている。当時はeスポーツという言葉ではないけど。
Weather Typingは,タイピングを楽しむためのキーボード練習ソフトです。もちろんタイピング初心者が普通にタイピング練習をすることもできますが,一番の楽しみは他のユーザと競い合うことです。ネットワーク対戦やネットランキングへの参加,大会への使用といった多彩な使い方ができるように作ってあります。是非タイピングを好きになって、タイピング自体を目的とした練習ソフトとして使い込んでください。