‘プログラミング’のエントリ

スプラッシュスクリーンを追加。スプラッシュってのはアプリケーションが開始する時に出る,タイトル画面みたいなアレである。自分で作ると結構手間がかかりそうだが,VC のコンポーネントギャラリから追加したのでほとんど何もせずにできた。まあ後でフルカラー対応にしたりとかするかも知れないけどとりあえず完了。

ツールバーアイコンをフルカラーにする。さてどうしようと悩んでダイアログバーでオーナードローボタンでもつけるか,とか考えたが,めんどくさすぎてあきらめる。いろいろ調べていると新しいコモンコントロールで,ツールバーに直接イメージリストをセットできることが判明。CMainFrame::OnCreate に,

// ツールバーを作成
if (!m_wndToolBar.CreateEx(this, TBSTYLE_FLAT, WS_CHILD | WS_VISIBLE | CBRS_TOP
| CBRS_GRIPPER | CBRS_TOOLTIPS | CBRS_FLYBY | CBRS_SIZE_DYNAMIC))
{
TRACE0("Failed to create toolbarn");
return -1;      // 作成に失敗
}

// イメージリストの作成
CBitmap bitmap;
bitmap.LoadBitmap(IDB_TOOLBAR);

m_pImageToolBar->Create(32, 32, ILC_COLOR24 | ILC_MASK, TOOLBAR_MAX, 1);
m_pImageToolBar->Add(&bitmap, RGB(255, 255, 255));

m_wndToolBar.SetSizes(CSize(39, 39), CSize(32, 32));
m_wndToolBar.GetToolBarCtrl().SetImageList(m_pImageToolBar);

// ボタンの追加
UINT command[] =
{
ID_FILE_NEW,
...
};

m_wndToolBar.SetButtons(command, TOOLBAR_MAX);

てな感じで ok。透明色とかももちろんやってくれるので簡単。ちなみにこの際,最初イメージリストをスタックに作ってて反映されなかった。これはメンバに持つことで解決。

アプリケーションのアイコンとメインフレームのアイコンを別のものにする。というかまだしてなくて調べただけだが。IDR_MAINFRAME はあくまでメインフレームのアイコンであり,一番リソース ID の小さいアイコンが EXE のアプリケーションのアイコンとなる。らしい。

# その後確認しました。

ダイアログのエディットボックス内のテキストが最初に選択されない。選択されるものもあるので調べると,最初にフォーカスがないのが原因だった。タブオーダーでエディットボックスを最初にして解決。


相対パスから絶対パスへの変換。真面目にやろうとするとかなり大変だが,_fullpath という関数があった。ワーイ。

マルチスレッド。ウィンドウを AfxBeginThread パラメータで渡し,メンバ関数を呼ぶが ASSERT。そういえば CWnd を他のスレッドに渡せないんだっけ。ということは今まで CWnd をマルチスレッドのパラメータにしたことなかったのか。一応上のはハンドルを渡し,ウィンドウメッセージを使うことで解決。


FTP クライアントを作成。しかしデバッグのために Hi-HO へダイヤルアップしてたらアレなのでフリーの FTP サーバー,WAR-FTPD をインストール。ローカルで試すだけなので割合設定は楽だったが,一応設定を。

  • [Property]-[Security]-[Edit User] で mortarco を作成,FileAccess で FTP 用の pub ディレクトリを指定。パーミッションも適当に設定。
  • [Property]-[Option]-[Virtual File System] で仮想ディレクトリを作成。AutoStart にし,パスを c:pub,pub のように設定。

以上で FTP クライアントから接続ができた。

もう 1 台 LAN で接続してるんだから Linux で,って手もあるけどやっぱりローカルで手軽にって方がいいですな。


でクライアント本体の話。MFC の FTP クラスを使っててメモリリーク。調べてみると CInternetSession::GetFtpConnection で得たオブジェクトは自分で解放しなければならないらしい。ってヘルプにそんなこと書いてあったっけ? サンプル見れってことか。

ウィザードの作り方。CPropertySheet を普通に作成し,SetWizardMode を呼ぶだけ。

で,「次へ」とかを無効にするのに EnableWindow を使っていたが,反映されたりされなかったりで悩む。結局,CPropertySheet::SetWizardButtons を理解してなかったのが原因。この関数でボタンを作成し,EnableWindow で有効,無効を設定するんだと思っていたが,CPropertySheet::SetWizardButtons で引数を 0 にすると「次へ」「戻る」が無効。PSWIZB_BACK だと「次へ」が無効になる,という意味だった。ので,EnableWindow を使う必要はない。

HTML ヘルプに挑戦。しようかと思う。とりあえず Help WorkShop を探すが,手元にはないので MS のサイトへ。しかしどこにあるのかさっぱりだが,いろいろ調べて

http://msdn.microsoft.com/workshop/author/htmlhelp/download.asp

からダウンロードできることを発見。4MB。ダウンロードするか,と思ったが,Visual Studio の SP3 に入っていることが分かったので,そっからインストール。したが,まだインストールしただけ。

クラスの新規作成。今まで MFC クラスからの派生でないクラスを作成するときは *.h,*.cpp を手動で作成していたが,IDE のツリーの「*クラス」の右クリックメニューにあるクラスの新規作成でできることを発見。ていうかこの機能って VC5.0(以前)にもあったっけ?

どうでもいいが,VC のアウトプットウィンドウのスクロールバーを操作している最中にキーを押すと文字が書き込めることを発見。って本当にどうでもいいけど。


印刷に挑戦。デフォルトの印刷処理ではダメなので,まず CView::OnBeginPrinting に処理を加えるが呼び出されない。ここで数分悩んだが,原因判明。結局派生クラスを作ったときに勝手に CView::OnBeginPrinting オーバーライドされていたからだった。印刷処理を基底クラス(CEditorView)で記述していたのに,実際には派生クラス(CXXXView)の仮想関数が呼ばれていたのだ。


フォントダイアログ。@ 付きのフォントを選択させない方法。CFontDialog のコンストラクタの第 2 引数に CF_SCREENFONTS | CF_NOVERTFONTS を指定する。

MFC でドキュメントを保存するかを聞くダイアログボックスを出す方法。CDocument::SaveModified を呼び出す。

だったが,その後 CWinApp::OpenDocumentFile を直接呼び出すことでファイルを開くという目的は達せられたので使わなかった。


エディタ。SHIFT を押していないのに選択されてしまうというバグにずっと悩んでいたが,問題らしき箇所がやっと見つかった。

if(::GetAsyncKeyState(VK_SHIFT))

となっていたのだが,正しくは

if(::GetAsyncKeyState(VK_SHIFT) < 0)

というか今まで正しく使っていたのだが,何故か今回はこうなっていた。これで直るといいんだが,必ず再現する方法が見つからないため確かめられない。

# でいいようだ。


ユーザー定義メッセージ。コンボボックス内のエディットコントロールをサブクラス化し,WM_KILLFOCUS をユーザー定義メッセージでコンボボックスに通知しようとする。が,メッセージが流れてこない。でいろいろ調べてみると,ユーザー定義メッセージの WM_USER + n は MFC がいくつか使用しているとのこと。これをバーンと WM_USER + 1000 にしたら無事動いた。でも前作ったやつは WM_USER + 1 で動いてたんだけど。まあいいか。

# ::RegisterWindowMessage を使用した方がよい。

STL。copy アルゴリズムを使おうとして落ちる。copy アルゴリズムとかは勝手に要素数を拡張してくれるわけではないのか。

copy(l.begin(), l.end(), back_inserter(v));

のように back_inserter を使うことで解決。

時刻のチェックで,1 <= hour <= 23 としていた。これでは 0 時を表せない。正しくは 0 <= hour <= 23。


TeX。A・B のような点(かけ算)を入れる方法。すぐ忘れるので書いておく。cdot

# でいいと思うんですが。


TeX の section にラベルをはって他のところに埋め込む方法。section の下に label{aaa} を作り,ref{aaa},またはpageref{aaa} でアクセスする。

Visual Studio の DLL 等再配布情報を探す。Visual Studio ディレクトリの redist.txt に書いてあった。

メモリリークで,行番号が分からないときに問題箇所を発見する方法。C Magazine(ソフトバンク)1999.3 天元広海「VisualC++6.0 デバッギングテクニック」より

デバッガのクイックウォッチに,以下を追加

{,,msvcrtd.dll}_crtBreakAlloc=XXX

ここで XXX はメモリリーク検出時に出るアロケート回数。


コンボボックスのエディットボックスの取得。

combo.GetTopWindow();

以下のコードでメモリリーク。

struct A
{
};

struct B : public A
{
string b;
};

A *p = new B;
delete p;

原因は B のデストラクタが呼ばれないためで,A に仮想デストラクタを用意することで解決。

エディットコントロールなどをウィンドウに直接置く方法。

たまにハマるが,コントロールはメンバに持つようにする。スタックに作ると関数を抜けた瞬間にデストラクトされてしまう。必要なときに Create で作成すればよい。

m_edit.Create(WS_VISIBLE | WS_CHILD, rect, pParent, 0);

コールバック関数の定義。

typedef void (* CallBack)(void *pParam);
virtual void SetCallBack(callBack callBack, void *pParam);

のようにする。

今なら関数オブジェクトを使うが。

VC のリリース版でデバッグする方法。プロジェクトの設定で,C/C++ デバッグ情報-行番号のみ,リンク-デバッグ情報を生成する。で ok。もちろんエディットコンティニューはできないが。

ファイルオープンダイアログのカスタマイズ。まずダイアログテンプレートを作成し,stc32=0x45f の不可視グループボックスを作成。ダイアログはチャイルド,境界線なし,兄弟ウィンドウをクリップ,可視で作成。その後 CFileDialog 派生のクラスを作り,class wizard でテンプレートと結合。コンストラクタで

m_ofn.Flags |= OFN_ENABLETEMPLATE;
m_ofn.lpTemplateName = MAKEINTRESOURCE(IDD_FILE_DIALOG_EX);

とする。


コンボボックスのプルダウン幅の変更。リソースエディタでコンボボックスの矢印をクリックする。

太字にした時の文字の太さが GetTextExtent と違う。これは TEXTMETRIC の tmOverHang を加えればいい。が,選択したときに背景を反転させて描画するとその大きさまで反転してくれないので,自分で背景を描くことにする。


DrawText と TextOut を比較。TextOut の方が大分早いみたいだ。こっちを使うことにした。

フォーカス矩形,どうしてもうまい具合に表示されなかったんだが,スクロールを CScrollView に任せずに自分で処理したらうまく表示された。CScrollView がなんか処理しているらしい。

VC6.0 を入れてからだが,どうもデバッグしてるとエクスプローラ関連が落ちる。デバッグ中のツールバーにマウスカーソルが重なると落ちるし,エクスプローラのメニューに触れると落ちる。何故だろう。


オフスクリーンバッファ,バッファ再作成の時にビットマップの Detach を行っていたが,リソースがどんどんなくなっていく。結局バッファの初期化,解放時に new,delete し,転送時にデバイスコンテキストに選択するようにした。

アイテムなどを選択したときの矩形の描画。通常の方法では細かい点線が書けないので悩んだが,DrawFocusRect で解決。

システム色の取得方法

::GetSysColor();

ビューの背景を変える方法。OnDraw で描画してしまうとその前に白で描画されるのでちらついてしまう。これを回避するには WM_ERASEBKGND メッセージで背景を描画し,TRUE を返す。

エディタ,マウスがクライアント外にある時のスクロールを実装する。メッセージは送られてこないのでタイマーで実装する。OnLButtonDown でタイマーを発生させ,その中で WM_MOUSE_MOVE メッセージを送る(クライアント座標で送ることに注意)。で OnLbuttonUp でタイマーを解放して,完成。

hr みたいな線をダイアログに置く方法。static コントロールに置いて,スタイルで「くぼみ」をチェックする。

日記 2000/01/05 にもう少しいい方法が。


ボタンのオーナードローをする方法。ボタンのオーナー描画をチェックし,ダイアログの WM_DRAWITEM をハンドルする。で nIDCtl がオーナードローしたいコントロールだったら lpDrawItemStruct->rcItem に,pDrawItemStruct->hDC を使って描画する。


メモ帳のバージョン情報のようにフリーリソースを表示しようとしてハマる。Windows3.1 のときは GetFreeSystemResources というのがあったようだが,Windows95 ではなくなっている。よってサンクを使って 16 ビットのコードを呼び出さなくてはならないらしいが,サンクコンパイラが必要だったりアセンブラで記述しなければならないなど非常に面倒。しかもできたとしても WindowsNT では動かない(メモ帳でも表示されない)。で手間に比べて得るものが少ないので中止。

クリップボードからのコピー。他のアプリからのペーストができなくて困ったが,FORMATETC を作って GetData に渡すことで解決。

STGMEDIUM stg;
FORMATETC fmt =
{
CF_TEXT,
NULL, 
DVASPECT_CONTENT,
-1,
TYMED_HGLOBAL,
};

if(!pDataObject->IsDataAvailable(CF_TEXT))
{
return false;
}

pDataObject->GetData(CF_TEXT, &stg, &fmt);
HGLOBAL hData = stg.hGlobal;
char *pText = (char *)::GlobalLock(hData);
…
::GlobalUnlock(hData);

VC,コンパイル中にプロジェクトのフォルダを新規作成すると落ちるのを発見。

ワイルドカード *.* をログで検索したら (*.*) という顔文字がヒット。ウーム。


カレットについて。カレットが突然消えるという現象が起こった。調べると,カレットは通常 WM_SETFOCUS で作成し,WM_KILLFOCUS で破棄するらしいので,そうやってみたら解決した。

string の == が使えなくて困る。でいろいろ調べると,

#include <string>

#include <string.h>

と書いていた。何故か string は使えたが,オペレータが見つからなかったようだ。

OLE ドラッグアンドドロップの実装方法。くまのおえかきアルバムでもやったが,ここにやり方を簡単に書いておく。

OLE の初期化のために CWinApp::InitInstance に AfxOleInit() を加える。

View に COleDropTarget メンバ変数を加え,OnInitialUpdate に COleDropTarget::Register(this) を加える。

OnLButtonDown

// データをキャッシュ
COleDataSource *pData = CacheData();
if(pData != NULL)
{
    // ドラッグアンドドロップ
    DROPEFFECT dropeffect = pData->DoDragDrop(DROPEFFECT_COPY | DROPEFFECT_MOVE);

    delete pData;

    if(dropeffect == DROPEFFECT_MOVE)
    {
        // カット
    }
}

CacheData

COleDataSource *pData = new COleDataSource;

// グローバルメモリ
HGLOBAL hData = ::GlobalAlloc(GMEM_SHARE, 4);

// メモリにコピー
char *pText = (char *)::GlobalLock(hData);
strcpy(pText, "abc");
::GlobalUnlock(hData);

pData->CacheGlobalData(CF_TEXT, hData);

return pData;

なお,くまのおえかきアルバムではユーザー定義のフォーマットも利用したが,今回はやってないので割愛。

# ちなみにファイルをショートカットにドロップして開く,というのをやりたいが,未だにやり方が分かってない。というかシェルを勉強しなきゃならないのだがなかなか本がなくて…という感じ。

# ショートカットへのドロップはその後成功。2000/05/03 参照。

スクロールバーを自分でくっつける方法。

CRect rect;
GetClientRect(&rect);
m_scrollBar.Create(WS_VISIBLE | WS_CHILD | SBS_RIGHTALIGN | SBS_VERT, rect, this, 0);
m_scrollBar.SetScrollRange(0,100,FALSE);
m_scrollBar.SetScrollPos(0,TRUE);

だが,CView::OnInitialUpdate でやるとステータスバー領域とかが反映されない。これはステータスバーが作成される前に行われるからで,OnSize で設定し直せばよい。


スクロールバーのつまみのサイズが一定になっている。ファイルが小さいときはつまみが大きくなって欲しいのだ。かなり悩んだが,CWnd::SetScrollInfo の SCROLLINFO::nPos で設定できた。

おシゴトでエディタを作り始める。

スプリッターウィンドウを作る。3 つに分割されているが,VIEWX サンプルで簡単にできた。その際ハマった点。OnCreateClient でスプリッターを作るワケだが,

return CFrameWnd::OnCreateClient(lpcs, pContext);

をつけてはいけない。true でそのまま返す。