‘ベーマガ’のエントリ

ALL ABOUT マイコンBASICマガジンⅢから帰宅。今時のイベントは結構配信もあって、参加した後で配信を見ながら感想を書けたりするんだけど、このイベント、コンプラ的に配信が無理なので仕方がない。とはいえ今回はそこまで(いい意味で)ひどい話は出てないのかな。毎回恒例の「危ない話が多いからネタバレ投稿はやめてね」という注意事項もなかったし。この規模ではさすがに拡散は避けられないってことで。

私のPC歴、ベーマガとイベントについては第一回第二回SP回の感想を参照。大阪含めて全通。

イベント参加まで

2018年大阪で行われたぶりのベーマガイベント。コロナ前にやろうとしていたというのはXで見た気もするけど、会場まで抑えていたんですね。てことで6年ぶりの開催。会場も1回目がアキバ500人、2回目が有楽町1100人、大阪が300人、今回が蒲田で1500人とかなり大きくなり、これは参加せねば、ということでチケット参戦。サイトが重くて15分くらい再試行して9801席を購入。PC-6001ユーザだけど。

当日。会場は散歩範囲なので歩いて向かいつつ、途中暑すぎてワープもしつつ蒲田へ。もちろん大阪で買ったベーマガ坊やTシャツを着用。

イベントの終了時間が18:30までになってるけど、そんなわけはないので、近くのやよい軒でしっかり栄養補給して会場入り。開場の12時ぴったりくらいに到着したが、既にだいぶ並んでて30分ほどかけて入場。

物販。大阪の時も結構な混雑だったのだが、東京はさすがに人が多すぎて、開始前、休憩中、終了後、行列が長すぎて諦め。欲しいものは大阪で買っておいてよかった。

会場。1階S席のちょうど真ん中くらいだったが、出演者の表情も見えてかなり見やすい。音もなかなか良かった。とりあえず2F席からの眺めを見たりしながら座席へ。客層は50代以上のおじさんばっかりかな。S席から見ると、つぐみさんがほんとに会場内で紅一点。

実録マイコンソフトコーナー

恒例の伝説ボーカロイド「6601」による挨拶から始まり、OPムービー。

第一部はマイコンソフトコーナー。大阪でやっていたコーナーをさらに大きくした感じかな。当時PC-6001でタイニーゼビウスをプレイしていたが、突然送られてきた投稿プログラムをベースにしていたとは。

サプライズはPasocomMini PC-8801 mkII SR。第3部でえらく小さいマイコンが置いてあって、実際にBASICの画面が映っていたので気になっていたのだが、実は実機だった。中身はラズパイ+エミュレータなのかな。フロッピーとかがいやにリアルだけど。

令和に復活!人気連載リバイバルコーナー

自分的にはメインのプログラムコーナー。今回は移植テクニックという具体的なコーナーがテーマで楽しみにしていた。

毎回興味深い森先生の題材は、大きなキャラクターの扱い。今(より昔)でいうアスキーアートですかね。普通に複数行の文字列にすると遅いので、CHR(カーソルキー)で単独の文字列一行に収めるという話。なるほど。

で、断空我先生が、コモドールでは直接文字化けみたいに書けるという話をしていて、それを今知ってどうするんだ、というのもあるわけだけど。ただこのコーナー、地味だけどめちゃくちゃ面白い。個人的にはこういう「リソースが限られていたからこそのテクニック」みたいなのをもっとたくさん見たい。こういうやつ

Bug太郎先生はマシン語のプログラムをリベンジ。イベントIIのときのファミベのよっしんさんも衝撃だったけど、爆速。

前回もそうだったけど、最後の森先生の話はやっぱり深い。ベーマガはプログラムを自由に改造できて、好奇心を存分に刺激する本だった。

ゼビウスのコーナー。イベントIISPのときにアンドアジェネシスを倒して盛り上がっていたけど、今回は16面クリアをアーケード筐体で挑戦。正直、これが40年前のゲームかという、40年!? まじかぁ。でも音楽も雰囲気も、プレイを見ているハラハラ感も、今でも全然面白い。

サプライズはチャレアベの復刻。知識不足でコメントはできないけど、バトルオブは前回買ってます。

ベーマガライターズメモリアルトーク

ここはネタバレは書かない方がよいのかな。これまでのイベントでも各コーナーを扱ってきたけど、全部入りみたいな贅沢コーナー。どのコーナーも情熱を持って作られていて、今では各所で活躍している人もたくさん。

特にOFコーナーは今まで出てなかったと思うので興味深かった。OFコーナーはOverFlowの略で読者投稿なのだが、小学校時代はこれを中心に読んでいた気がする。さすがに実際の会話とは思ってなかったけど、編集部の方がちゃんと書いていたのか。CheckerFlagはちょっと衝撃だったけど・・・。

サプライズはCLASSIC_GAME_WORLD_MUSEUM。完全なる趣味ということで楽しみですね。レトロPCのMuseumも欲しい。

まとめ

終了19:30だったので6時間半の大ボリューム。今回、大橋編集長の勇退記念ということで、いろんな関係者が家族のように参加していた。そこに我々読者も呼んで頂いた感じで、直接ありがとうを言うことができてよかった。

最後の挨拶、自分は遊態好奇高励者で、これからも技術の国の復興を目指していく、みたいな話。やっぱり会場の中で一番元気な人だなあ。


今の日本は技術者にあまり興味がなくて、インターネットもビジネスばっかりで面白くなくなっている感じはある。そんな中でも好奇心とモノ作りの楽しさを根源として、次代につなげていこうというのは大事ですね。私も職業の方が忙しすぎて開発ができてないけど、何かしないと。

ALL ABOUT マイコンBASICマガジンⅢ申込み。12:00に待機してチケットページを開いてみたが混雑中が続いてなかなか取れず。何度かリトライした結果、12:07くらいにようやくつながって、S席のちょうど真ん中くらいが取れた。

S席だけでも500席近くあるのでしばらくは大丈夫かと思ったけどその後数時間でS席と2A席が売り切れ。もう半分近く埋まったってことかな。締切5/18までなのでどうぞ。

去年からベーマガイベントが復活するという情報があったが、正式に発表された。第一回が秋葉原で500人規模、第二回が有楽町で1000人規模、第二回のSP版が大阪で300人規模、今回は蒲田で1500人規模、かな? 段々大きくなっていってるのがすごい。

ここ2年くらい職業の方で組み込みの勉強が手一杯で、本業の開発が全く進んでいない。ただ、そろそろ組み込みの方も多少知識が追いついてきた感があるので、今回のベーマガイベントで開発モチベーションを上げられるといいなあ。まずは国会図書館でベーマガを読みに、行ける時間があるかなあ。

第一回第二回に引き続き、大阪南港ATCで開催されたALL ABOUT ベーマガIISP in 大阪に参加してきた。

元々、大阪の人に譲るためチケット争奪には加わらなかったのだが、しばらく売り切れにはならなかったのでポチっと。その後7月から関西に住むことになったので、にわか地元民として堂々と参加。本当申し込んでおいてよかった。

会場は前回までとちょっと変わって会議室。今回は後ろの座席だったけど、前の方は今までにないくらい出演者に近かったはず。ちなみに座席番号が「A-64」みたいな形になっていて、椅子に番号が付いてなかったので若干分かりづらそうだった。「座席はLOCATE 0, 63 です」みたいになっていれば、あそこが 0, 0 だな、みたいに全員瞬時に理解できるのに、と思った。

グッズ

前回のイベントで、電波新聞社が正式にサポートするという宣言をされていた通り、今回は電波新聞社が主催。ということで、前回の会場で売ってたら収拾がつかなくなってそうなグッズの充実っぷり。私も今は一時拠点で荷物を増やせない環境なのだが、Tシャツとかステッカーを入手。ヘルメッツさんのラズパイケースなんかもPC-6001だったら買っていたところだ。

マイコンソフトコーナー

東京ではなかったので楽しみだったマイコンソフトコーナー。今時ゼビウスのアンドアジェネシスを倒して拍手が起きるイベントって何なの、って感じだけど、そこがよかった。小学生の頃、家にPC-6001版のタイニーゼビウスがあってやっていた記憶があるのだが、Wikipediaによるとその後にX1に移植されてようやくタイニーが取れた? ってことなんだろうか。展示コーナーにタイニーゼビウス mkIIが置いてあって眺めたり。

まとめ

今回のイベントはどちらかというとゲームよりで、プログラムな話題はそれほど多くはなかった。もちろんトークの内容は前回までとほとんどかぶらず、ゲームの話も面白かった。毎回トークの内容が違うのはさすがで、20年の時間を感じるところ。ただ、プログラマ日記としてはあまり書くことがない感じかな。

今回会場を抑えめにしてマイコンソフトコーナーを持ってきたみたいに、投稿プログラムを解説するコーナーをメインにしたミニイベントとか、90年代中心のミニイベントとかあるといいなあ、みたいなことを思ったり。

今月は関西移住で生活がいっぱいいっぱいになって開発ができてなかったのだが、今回のイベントでまたモチベーションを高められた。いろいろ作りたいものがたまっているので開発を再開しよう。まずはウェザタイオフラインonラズパイだけど、ラズパイと電子工作の部品が手元にない。いつ一時拠点に持ってこれるのか。

その他

同時開催のメイカーズバザールも行ってみた。んだけど、物販開始まで20分くらいしか時間がなかったので、とりあえずオリジナル製品ゾーンを一通り見て回ったくらい。

本来は今日は大阪に泊まって明日日本橋とか見て回りたかったんだけど、いつでもいけるようになったので今日はそのまま帰宅。でんでんタウンはまた今度。

ALL ABOUT マイコンBASICマガジンⅡ SP in 大阪前回と前々回に参加したベーマガイベント,早くも第3回が開催される。前回1000人規模にしたときはそこまでチケット争奪ではなかったので,次回あるとしたらどうするのかな,と思っていた。なるほど,大阪か。300席しかないとのことだったので,さすがに大阪の人に譲ろうとしばらく様子見したけど,数日経っても売り切れないので,購入。・・・もう売り切れになってるけど,大阪在住で行きたい人は買えてますよね。

さすがに大阪まで一緒にベーマガイベントに行く人もいないのでニューヨーク以来の一人旅。日本橋は行ってみたいよね,とか考えつつプランを検討中。

有楽町よみうりホールで行われた「ALL ABOUT マイコンBASICマガジンⅡ」に参加してきた。今日を逃がすと日記を書くのが1週間後になって思い出せなくなるので、寝る前にまとめておく。前回同様ネタバレは避けてね、ということなので感想中心に。

ちなみに、私が使っていたのはPC-6001、ぴゅう太、ファミリーベーシックV1/V3、その後一気にPC-9821で、ベーマガは82~90年と94~00年くらいの読者っていう前提で。

このイベントは1982~2003まで刊行していたマイコンBasic Magazineの同窓会イベントで、2年前に初回のイベントが行われている。そのときの感想は2年前の日記を参照。

全般

チケットは一応VIP席をトライしてみたんだけど、開始後即クリックしてもとれず、PC-6001ユーザらしくA席を確保。前日までに国会図書館で予習復習をしようかと思ってたんだけど、ウェザタイ開発を優先して手元にある数冊を読み込むだけにした。

今回の構成も前回同様のトークショー、ただしスタープログラマとサウンドチームは分割して4部構成となり、結局13時から19時半で6時間半になっていた。密度が濃いので長い感覚はなかったけど、帰ってきても日記を書く時間が足りない。

運営面では、前回はお金をかけられない分手作り感満載の演出にしていたけど、今回は整理券行列に1時間並ばなかったり、パイプ椅子じゃなくてちゃんとした椅子になっていたり、何か欲しくなったらすぐにビックカメラへ行けるように配慮されていたり、かなり改善、じゃなくて手作りじゃない風の演出になっていた。

オープニング

恒例のP6音声合成から始まってムービー。そのうち動画が配信されると思うけど、いろんなネタが仕込まれていて、一応私が初見で分かったのは最初に飛んでいたのがPC-6001だったり、ラーメンライス持ってたり(ライスっぽくなかった気もするけど)、未だに意味はよく分からないシテオクとか、そのくらい。

ベーマガ編集部 再集結!

ここはやっぱりつぐよしさん。前回のイベントの「夢を壊さないために出演しない」が見事にフリになっていた。完全に、ああ、そういうことか、そうこともあるよね、って思った。

スタープログラマー VS. ○○プログラマー

(私は)前回のイベントではちょっと印象が薄かったのだが、今回はこのセッションが一番面白かった。特にファミベのよっしんさんの作品。あんな文字化けみたいなプログラムを掲載してたんだ。で、爆速。あれだけマシン語だとファミベというか普通のファミコンソフトと同じな気が。あえてバッテリーバックアップではなくテープレコーダーからロードというのもよい。うちにもあったけど、なんか音量を下げられないか下げてはいけないかなんかで、スピーカーを塞ぎながら使っていた記憶が。

最後の森巧尚さんの言葉はかなり心にくるものがあった。今の人は自分で作るよりよいものに溢れているけど、ちょっとやってみれば面白さにハマっていくっていうような話だったかな。子供の頃に強制的にあらゆることをやらせてみれば、その中から興味があるものが見つかるかも知れないし、ちょっとでもやったことがあれば将来やりたくなったときに役立つので、プログラミング必修はいいと思う。けど試験対策みたいなのじゃなくて、自分で作ったものが動く楽しみを伝えられるといいですね。

でも私のときは中学でロゴライターのプログラミングをやったような気がするけど、あれは必修じゃなかったのかな。初心者向けの内容だったから勝手にチーム作ってカーレースを実装していたら、先生から言語リファレンス渡されて、これあげるから自由に遊べ、って言われたのを思い出した。いい先生。

DEMPAサウンドチーム クロストーク、​スーパーソフトコーナー プレイバック

ここは正直私はよく分からない内容が多い。ペーパーアドベンチャーとかパソコンレスキューとかのコーナーは分かるけど、ゲームの世代が違う。ぷよぷよやブランディッシュなどの98ゲームならある程度分かるんだけど。

エンディング

最後、公式Twitterでずっと捜索していた何か、最大のサプライズ、ということで何だろう、と思っていたら、バトルオブ本の当日販売だった。ちょうど91~92年はベーマガから離れてロゴライターくらいしかしてなかったのでバトルオブストIIは知らないのだが、バトルオブぷよぷよはかなり面白かったので1冊購入。

これはガンガン宣伝して、ってことだったので表紙を置いておこう。

今回のイベント、前回参加できなかった人向けでもあるので、前回と内容が被るのかな、と思ったけど、そんなこともなく、さらにいろんな裏話を聞くことができた。また、前回、今後に向けたメッセージがあまりないな、と感じたけど、今回は最後の山下章さんや編集長の挨拶にもあるように、まだまだ新しいことをやっていきましょう、新しい世代につないでいきましょうということで、その辺もよかった。

次があるとしたらどうなんでしょうね。個人的には90年代中心の話題ってのを見てみたいけど、読者が限られてしまうのかな。ともあれ、今回も素晴らしいイベント、ありがとうございました。

ALL ABOUT マイコンBASICマガジンⅡのチケット販売日。今回はVIP席をチャレンジしてみたが、開始即ボタンを押しても売り切りになっていた。A席は確保。1月が楽しみですね。

ベーマガイベント第2弾が発表された。

「ALL ABOUT マイコンBASICマガジンⅡ」

2015年11月に秋葉原で行われた前回のイベントに参加したのだが、子供時代からのベーマガファンから見て最高のイベントだった。前回のイベントは30分でチケットが売り切れて参加できなかった人が多かった、ってことで会場大きくしてもう一回、みたいな感じなのかな。でも、前回は夢を壊さないように(だったかな?)辞退したというつぐ美さんが出るならもう一度行くしかない、ってことでチケット争奪戦は参加予定。っていうかつぐ美さんって本名だったのね。

チケットはいくらかな、って思ったら9801円、8001円、6001円って馴染みのありすぎる数字。逆に5000って何だろう。値段がだいぶ上がって会場が1000人規模になるけど、このイベントに参加する人の年齢層ってあんまりお金気にしない気がするので、やっぱり争奪戦になるのかなあ。

以前申し込んだベーマガイベント「ALL ABOUT マイコン BASIC Magazine」に参加してきた。期待していた以上の盛り上がりと内容で満足。たくさん面白い話を聞けたのだが,ネタバレは避けてね,という話だったので必要なところだけ抜き出して感想を書いてみる。

マイコンBasic Magazineは1982~2003まで刊行していた雑誌。私は家にたまたま創刊2号からバックナンバーがあって読んでいたが,リアルタイムには85年~90年くらいにPC6001,ぴゅー太,ファミリーベーシックでプログラムを打ち込んでいた。その後は94年くらいにまた読み始めてPC-9821で4回プログラムを投稿して2回載せてもらった。その後2000年くらいからC Magazineに浮気していたら休刊に。今回のイベントは内容的にも80年代に読んでいた人がメインターゲットで,年齢層は高め。今でも現役で趣味プログラムしている方ってどのくらいいるのかな。

会場はアキバの元中学校を利用したイベントスペース。チケット3000円で470人,その後の売り上げに貢献するわけでもない,という出版社的にはどう考えても赤字だろうというイベントで,この辺を安く抑えつつベーマガらしい手作り感を出すという高度な戦略が見て取れた。機材の不調もどこまでが演出でどこまでが本当なのかよく分からなかった。

トークイベントで一番印象に残ったのは,編集部の皆さんもライターの皆さんも,好き勝手やっていたこと。他の雑誌がやっているからこういう記事が必要,ではなく書きたいものしか書くなという編集長の方針がすごくよかった。趣味のプログラムと仕事のプログラムの両方をやっているけど,やりたいことじゃないといいものはできないというのはよく感じるところ。

トークの中でも,結構今だったら,というか当時でも他の出版社だったらダメなのかも知れないけど,危険な話もちらほら。でもそのくらい自由な雰囲気でないとクリエーターなんて育たないよね,と思ってみたり。

一つ気になったのは,未来のことがあまり語られなかったところ。編集長は電子工作マガジンの企画で自作してたドローンを持ってきていて,さすがやる気満々だったけど,それ以外では昔を懐かしんで終わりという雰囲気が。今も現役という人は少ないかも知れないけど,子供の世代にベーマガみたいな環境を作れるといいんだけど。

最後にベーマガイベントはまだ終わりません,で画面が暗くなったときはベーマガDVD発表か? って期待したけど,普通にエンディングだった。See You Next Eventで終わったけど,DVDで資金を作るという流れに,ならないかな。

ともあれ,長年自分の中ではキャラクターとしてしか存在しなかった編集部の人を見られたり,バトル・オブ・ぷよぷよの中の人が見られたり,P6音声合成の注意事項朗読で笑わせてもらったり,素晴らしいイベント,ありがとうございました。

第2回の感想→現役プログラマとして参加するベーマガイベントII

ベーマガイベント、会場の席数100くらいっぽいから争奪戦かな、と思って当日待機して12時丁度に予約。途中アンケートが出てきたけど、予約完了前だったのでほぼスルーで予約完了。アンケートは内容ほとんど見てないけど、質問したいことを書く欄があったような。事前に教えてもらえるか予約完了後にしてくれればじっくり考えたんだけどなぁ。これはチケット販売システムの仕様らしいので、トラフィックを分散させるとか何か理由があるんでしょう。

お土産付きのVIP席と普通席があったんだけど、VIP席は普通席予約完了したらもう売り切れていた。普通席は30分後に売り切れ。意外と売り切れまで時間かかったなあと思ったけど、その後Facebook情報で会場が400~500人規模だったことが明らかに。どうりで余裕があったはずだ。

てことで、予習?復習?をしに国会図書館へ行ってベーマガを注文。自分が一番読んでいた1986年あたりを見てきたけど、CheckerFlag(投稿プログラムへの講評)が記憶以上に毒舌だった。当時の記憶も思い出してきたけど、前回のテクニック、結構違っているところがあった。

  • 掲載基準:アイデア+テクニック。アイデアが最優先
  • 短くする:論理の塊でマルチステートメントを使う。同じ事は書かずDATAを使う。
  • 見やすくする:サブルーチンコメントを工夫
  • 早くする:論理式(true:-1,false:0)を使う。変数名は短くする。よく使うサブルーチンは前に。
  • マシン語:スクロール、キャラクターなど効果が大きいところはマシン語も可。
  • 入力しやすくする:DATAは16進圧縮する。チェックサムを付ける。

こういうのを特集だったりCheckerFlagで毎月少しづつ覚えていくのはいい経験になっているはず。今の時代こういうゆっくり地力を付けるやり方はできないし。

はっぱさんと第4回Arduino Workshopを開催。といってもここまでくると外での作業は難しいので情報交換だけなのだが。で,電子工作マガジン2015年夏号内のBasicマガジンにはっぱさんのIchigoJamプログラムが掲載されていることが判明。素晴らしい。ベーマガページも大幅増量で,これは別冊化からの独立の流れで復活もあるか?

BasicマガジンはBasic投稿プログラムを載せていた雑誌で,1982年創刊2003年休刊。私の幼稚園以来の愛読書,2回ほどPC98プログラムを掲載してもらったこともある雑誌で,この雑誌がなければウェザタイはなかったし,職業も違いそう。今度イベントがあるようなのでチケットトライしてみようかな。

IchigoJamは,自作Basicマイコンと言えばいいのか。自作と言ってもチップのハンダ付けからやるレベルの自作なんだけど,メモリ4KBでBasicを組むという8bitマイコンもびっくりの内容。当時使ってたPC6001でも16KBだった。ではっぱさんのプログラムを見ていて当時を思い出したのだが,少ないメモリで動作し,雑誌掲載のために短く組むテクニックをいろいろ思い出した。電子工作マガジンで小学生がこのテクニックを使っていたんだけど,既にそこまでの投稿レベルになってるのか。

  • 命令は省略形を使う。PRINTは5バイトもくうので「?」で1バイトにする
  • 同じ理由で変数は短くする
  • IF文は遅いので極力論理式を使う。true:-1,false:0を計算式に組み込む。分かりやすい例でいうと「x = x + 128 * (x > 127)」とか。
  • 行数が多いといろいろ不利なのでマルチステートメントを使う。できるだけ1行に詰め込むってことですね。

あとはどうしようもなくなったらマシン語を埋め込むとかPEEK/POKEでシステムのメモリを直接読み書きするとかですかね。全体的に,C言語でこんなことしたら怒られる感じですね。

はっぱさんとArduinoワークショップの三回目を開催。アキバでBluetoothやモーターの足りない部品を揃えた。

その中で,はっぱさんがIchigoJamを見つけて購入。ボードを組み立ててテレビにつなぐとBASICプログラムを実行できるというもの。ベーマガに投稿していた我々としては見逃せない。マニュアルを見つつ二人で懐かしがっていると,電子工作マガジンにBasic Magazine復活の噂を見つけてこちらは私も購入。2ページだけだけど復活している。しかも投稿プログラムまで募集しているとは。こういった方面で盛り上がるのはいいですね。

幼稚園の頃によくプレイしていたPC-6001のARKというゲームがあるのだが,調べても情報が出てこなくてずっと探していた。最近Youtubeでプレイ画面が出ていて,さらに調べていくと月刊マイコンだったことが判明。どうりでBasicマガジンを調べても出てこないはずだ。

ということで国会図書館に行って月間マイコンの1982年4月号を請求。なるほど,読者投稿ではなく特集の1つだったのか。全ての物体が角度を付けたLINEで作られているとか,表のキャラクタ画面と裏のグラフィック画面を交互に配置して描画の遅さをカバーしてるとか,参考になった。

謎休みで前から行ってみたかった国会図書館へ行ってみた。幼稚園からの愛読書だったマイコンBASICマガジンが83年6月からずっとあるので閲覧。

今見るとBASICのプログラムって読む気がしないですね。高速化のためにマルチステートメントと論理式を多用してて構造化が見えてこない。ハンドアセンブルのマシン語使いまくりで,今だったら打ち込もうとは思えない。

でもBASICだからこそ1~2ページのプログラムでいろいろ詰め込めるというのがあるし,グラフィックはほとんどなくてアイデアが全てっていうのがあって,当時はこれを見ながら打ち込んで,デバッグして,改造してプログラムの楽しみを覚えたわけで。もし今プログラムを始めようとしたらどこから始めればいいのか。

そういえば,タイピング同人誌は国会図書館に納本して後世に残すべき本なのでは・・・みたいなことを思ったけど,そもそも同人誌って納本するものなのかなあ。

発売したときから気になっていたC Magazine CompleteのDVD。199冊分の雑誌がDVD 1枚に入って定価55000円。一見高いように見えるが199冊分なので実はそうでもない。のか? 入手困難になる前にとりあえず買ってみた。BASIC マガジン Completeだったら倍の値段でも即買うんだけど・・・。

最初の方からコラム中心に読み直していってるけどNifty全盛時代って感じで懐かしい。

PocketPC 用 DirectPlay というのを見つける。Play だけ(?)というのがなかなかいい。Embedded Visual C++ には簡易 MFC もあるし,PPC 版ウェザタイとか PPC 版ロビークライアントとか作ったら面白いだろうか。でも STL がないとかなりつらいか。

というわけだかなんだか,もはや CLIE しかなくなってしまった Palm から PocketPC に乗り換え。初代ザウルスも持ってるから,Zaurus-Palm-PocketPC と一通り使ったことになる。PocketPC は開発環境も整ってていい感じ。


「マイコンBASICマガジン」休刊ですか。物心付くか付かないかの頃から読んでたし,投稿プログラムコーナーにも 2 回ほど載せて頂いた私としてはかなり残念。まあ近頃は読むところも OF コーナーくらいだったし,仕方ないんですかね。

在庫のある分のスキャンとか PDF とかを DVD かなんかに入れて発売してくれれば絶対買うんだけど,出してくれないかな。